
藤沢市といえば湘南の中心地。江の島、サーフィンといったTHE・海のイメージと、鵠沼海岸の高級住宅街のイメージもあるが、藤沢駅周辺は割と昭和レトロな街並みが残っている。
喫茶店ジュリアンもそのスポットのひとつである。
藤沢市にあるレトロ喫茶店「ジュリアン」を写真とともにお届けする。
ジュリアンは閉店している?
純喫茶の匂いが漂う藤沢のジュリアンは、筆者が訪れたときには閉店しておらずバリバリ営業していた。(2025年3月訪問)
ちなみに閉店時間は18:00と、都内の喫茶店に比べると早めの閉店なので注意。(湘南エリアに住んでいたことがあるが、どこも閉店が早かった。)
ジュリアンへのアクセスはこちら
ジュリアンへの行き方は、下記リンクで現在地からのルート検索ができる。
現在地から藤沢「ジュリアン」へのルート検索(Google Map)
ジュリアンのメニュー

筆者は藤沢駅の反対側の町中華「千里飯店」でたらふく食べた後だったので、シンプルにアイスコーヒーを注文した。
朝から東名をひた走り、茅ヶ崎で用事を済ませ、藤沢までは電車に揺られ、ようやくたどり着いて飲むアイスコーヒーは至高であり、至福のひとときである。
ジュリアンはスパゲティ、ピザトースト、ドリア等の定番メニューのほか、ペアソーダが有名なようだ。

純喫茶好きには居心地のよい空間だ。
この日は疲れが溜まっていたのもあり、この至福の喫茶空間に癒やされた。

麻雀ゲームテーブルの席へといざなわれた。ゲームテーブルは一部のみなので、ある意味プレミアムシートである。
ここで麻雀ゲームに興じていたサーファーもいたのだろうか。
何だかたけし映画「あの夏、いちばん静かな海。」を思い出した。
ジュリアンは喫煙可能?

ドアにうっすら見える禁煙マーク表示の通り、禁煙の喫茶店である。
ロケ地としてのジュリアン|20世紀少年
調べてみると、浦沢直樹の漫画が原作の映画「20世紀少年」のロケ地になっていたようだ。
「喫茶さんふらんしすこ」という名前で登場したらしく、海辺の雰囲気のあるジュリアンがロケ地として使用されたのかもしれないななどとひとりごつ。
写真で見る藤沢市のジュリアン

路地に佇むこのレトロな看板の雰囲気…。たまらない。

この路地だけ、昭和から時間が止まっているようだった。

大きな特徴はこの潜水艦のような丸い窓。
カーテンも閉められるようになっていて、筆者が来訪した際には、高校生の女の子グループがカーテンの先で談笑していた。
女の子にはいつの時代も秘密があるのだ。

ジュリアン周辺の路地写真。猫でもいそうな雰囲気だ。

ちなみにジュリアンの隣には喫茶店「ドーリー」がある。

こちらは純喫茶という雰囲気ではなく、アットホームな喫茶店、昭和のカフェという佇まいだ。

その奥の札幌ラーメン「こぐま」は、平日でも行列ができていた。
藤沢市に忽然と表れるこの路地へのタイムトリップだけでも、レトロ好きとしては一見の価値があるだろう。